
〜ドローン技術で未来を育む教育を推進〜
ドローンショーを企画・運営する株式会社レッドクリフ(本社:東京都港区、代表取締役:佐々木 孔明、以下「レッドクリフ」)は、次世代の産業を担う人材育成を目的として、2024年8月、東京都立産業技術高等専門学校(東京都品川区、以下「産技高専」)でドローンを活用したプログラミング授業を実施しました。本取り組みは、東京都スマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」事業の一環として、スマートサービス実装促進事業者である株式会社デジタルガレージ(東証プライム 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO:林 郁、以下「デジタルガレージ」)の協力のもと実現しました。さらに、授業で使用した教育用プログラミングドローン「Hula-JP」を、同年11月に産技高専に導入。2025年春には、ドローンを活用した制御演習を予定しています。
「Be Smart Tokyo」事業とレッドクリフの取り組み
「Be Smart Tokyo」は、「東京をもっとスマートに。もっと楽しく」をコンセプトに、デジタル技術を活用して便利で快適な都市「スマート東京」の実現を目指す東京都のプロジェクト。独創性・機動力にあふれるスタートアップ等が各エリアと協働し、都民の暮らしの利便性・QOLを高める新しいサービスをスピーディに生み出すことを目的としています。

レッドクリフは本事業の趣旨に賛同し、スマートサービス実装促進事業者であるデジタルガレージの支援のもと、教育用プログラミングドローンを活用して、現代社会で必要とされるデジタルスキルを楽しく学ぶ機会の提供および次世代を担う人材の育成を目指しています。
ドローン活用型プログラミング授業の概要と狙い
2024年8月に実施した授業では、学生たちがドローンの基本構造や制御方法について学び、センサーを活用したプログラム作成にも挑戦。Scratchベースのブロックプログラミングを使用し、自ら書いたコードでドローンを飛行させる体験を通じて、プログラミングの基本概念を習得しました。

受講者アンケート結果では、満足度が平均4.89/5と高評価を獲得。「テンポよく講座が進み、わかりやすく適度なサポートもあった」や「昨年苦手だったプログラミングが理解できるようになり成長を感じた」などの声が寄せられました。
教育用プログラミングドローン「Hula-JP」で広がる学びの可能性
「Hula-JP」はプログラミング教育に特化したモデルで、基礎から応用まで幅広い技術を学べます。

【教育用プログラミングドローン「Hula-JP」の特徴】
- 学びやすさを追求した設計
- 条件分岐や繰り返しなど、基礎的なアルゴリズムを楽しみながら学習可能
- Scratchベースのブロックプログラミングや、Pythonなどのプログラミング言語による制御が可能
- 多機能センサー搭載
- 加速度センサーや距離センサーを搭載し、より実践的なプロジェクトに対応
- 編隊飛行対応
- 最大30機での編隊飛行が可能で、ショー形式の学習にも対応
- アプリ上で操作できるジンバルカメラ付き
- アプリ上からの角度調整が可能で、写真や動画の撮影に対応
- 航空法の規制対象外
- 機体重量が100g未満のため、航空法による無人航空機としての規制は対象外になり、気軽に飛行させることが可能
授業での成果と未来への展望
今後は、産技高専電気電子工学コースでドローン制御演習を実施予定です。担当の石崎先生は「学生たちがドローンを活用することで、単なる操作技術の習得にとどまらず、制御理論や計測デバイスなどの工学知識に結びつく演習を目指しています」とコメントしています。

レッドクリフは、教育分野でのドローン技術の活用をさらに推進し、革新的な学びの場の創出や産学官連携による次世代の人材育成に貢献してまいります。
デジタルガレージについて

事業内容:デジタルガレージはパーパスとして「持続可能な社会に向けた”新しいコンテクスト”をデザインし、テクノロジーで社会実装する」を掲げ、社会インフラを担う国内最大級の決済代行事業者として、多様な総合決済プラットフォームを提供する決済事業を展開しています。またデジタル・リアル領域においてワンストップでソリューションを提供するマーケティング事業、国内外の有望なスタートアップやテクノロジーへリーチするスタートアップ企業への投資・育成事業などを展開しています。